第80回:ネットワーキング・アップ

2017-11-16

http://bnipodcast.jp/721/

人は、自分と似た人や、自分よりも成功のレベルがやや低い人と
交流してしまいがち。
これをネットワーキング・ダウンと呼んでいます。

それをしがちなのは、そこが私たちが
自然と心地よくいられる範囲 (Comfort zone) だからですね。

恐ろしいのは、もし、皆が自分よりも低いレベルの人たちを
自分たちの人脈に招き入れていったら、時間の経過とともに、
その人脈がだんだん弱くなってしまうこと。

特に、BNIにおいては、あなたやあなたの成功を
尊敬してくれている人を招待する方が簡単です。

たとえば、
「彼は人脈が必要だから私たちのグループに入れよう」
「彼はあまり成功していないので入れてあげよう」
そんな声が聞こえたら、その人はネットワーキング・ダウンしている
ということになります。

一方で、意識的にネットワーキング・アップすることも可能であり、
それが大切というのが今日のテーマです。

ネットワーキング・アップは決して容易ではありません。
自分よりも成功している人に、自分の個人的な人脈に入ってもらったり、
BNIのようなグループに入ってもらうことは
難しいと感じる人は少なくないです。

マイズナー博士が33年前に、BNIをスタートしたとき、
チャプターの人たちはひとりを除いて
全員が自分よりも成功している人たちだったとのこと。

ネットワーキング・アップ、
自分よりも成功している人を招いていくことで、
自分もより成功できるという考え方ですね。

『ネットワーキング・アップ』という言葉から、
既存の人脈を排除するのではないかという誤解をする人がいるが、
そうではありません。

ネットワーキング・アップによって、
実際には、既存の人脈にも色々な恩恵がもたらされます。

実は私もある人のネットワーキング・アップによって
恩恵を受けたことがあります。

横浜でBNIのエグゼクティブ・ディレクターを務めてくださっている
ワティこと渡辺直行さんは、このネットワーキング・アップがとても上手で、
彼の紹介で、作家の本田健さんと、
人材教育をされているアチーブメント株式会社の青木社長と
ランチでご一緒する機会を頂きました。

では、どんなところでネットワーク・アップすればいいでしょうか。

私の学校時代の友人はゴルフ部だったのですが、
いまは不動産事業をしていて、
週末はもっぱら名門と言われるゴルフコース、
東京ゴルフ倶楽部とか霞ヶ関とかで、
そうした人たちとのネットワーキング・アップに励んでいると話していました。

安さんは、そういった経験はありますか?

そうですね。
例えば、BNIの中でもそうなんですけれども、
BNIの外、つまりBNI以外の組織とか
あるいは団体に所属をして活動している時に、
いろんな方とお会いするんですね。

その中に、本当に自分より成功されている方や、
活躍されている方がよく繋がっていくんですけれども。

そういった方との人脈ができた時に、
それを今度は同じチャプターのメンバーだったり、
あるいは、すごい近しい人に紹介することによって
私も仕事が得られるし、その紹介した相手も
新しい仕事に繋がっていったという経験はありますね。

ネットワーキング・アップをしているんだなって感じます。

あとは、チャリティー活動をされている人たちに、
そうした成功したひとたちが多いとも言われています。

マイズナー博士のロータリークラブでの話はとても興味深いです。

不動産ローンの金利が高いことについての不満を口にしていたら、
隣りに座っていたロータリアンの方が、
「いくら必要なんですか?」と言い出して、
握手ひとつでBNIのオフィスを構えていた商業ビルのための数十万ドル、
日本円で数千万円というお金を貸し付けてくれたというエピソードでした。

そうした人たちは、経済的に余裕があるだけでなく、
豊富な経験や知識を持ち合わせていることが多く、
多方面にわたって周囲のひとに貢献しているようです。

ロータリークラブやライオンズクラブのような社会奉仕団体、
あと、私の経験では、大学の校友会、OG・OB組織で
活動されている人たちもそうした経営者が多いです。

念のためですが、ネットワーキング・アップは、
助けてもらうだけの一方通行ではありません。

ネットワーキングは言い換えると、他者を助けること、
それによって自分のビジネスを成長させること。

どれほど彼らがあなたより成功していたとしても、
彼らも助けを必要としている何かをもっているはずです。

例えば、チャリティのイベントでボランティアを
必要としてるかもしれません。
その際に手を差し伸べることで
信頼関係を構築することができます。

マイズナー博士が、作家のジャック・キャンフィールドや、
ヴァージングループの創立者で会長のサー・リチャード・ブランソンと
親交を持つようになったきっかけは、
BNIのメンバーからある人を紹介してもらったことだそうです。

まとめ:
繰り返しになりますが、ネットワーキング・アップは
あくまで包括的であって、排他的ではないということは
忘れないでください。

つまり、既存の人脈を大切にしつつ、
心地よい領域 (Comfort zone) から飛び出して、
意識的にネットワーク・アップする努力を
怠らないでいただきたいと思います。

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